ドイツ人の特徴
他のサイトには違うことを書いているかもしれませんが、あくまで、自分の周りの人と住んでいる地域の特徴にになるのでそれをご理解の上お読みいただければと思います。
ドイツ人は日本人と似ている?
よく、ドイツ人は日本人と似ていて『真面目』『時間厳守』『性格』などが挙げられますが、自分が感じた答えは50%/50%!似てるか似てないかで決めると似ていない!です。
なぜなら、ドイツもピュアドイツ人が少なくなってきて、大陸国でEU加盟国、さらに移民や難民の流入もあり様々な人種、民族、文化が混ざってきているので比較的年齢の高めの人ほど日本人に近いと言えるでしょうか。
真面目さ
ドイツ人は確かに真面目な人は多いかもしません。まー、ひとくくりに真面目と言うのは難しいですが、ドイツ人は法律をとても遵守するそういう印象を持ちます。日本人が法律を守らないということではありませんが、日本で普段の生活する上で法律に違反するから〇〇をしないというよりも、社会のルールに反するから〇〇をしないという意識のほうが強いのでは無いでしょうか?
そして、法律を重んじるドイツ人は契約書が大好き!個人同士であれなにか契約をする、取引をするとなると必ずと言っていいほど契約書に契約した場所と日時、サインを書かされます。だから、よく見てからサインしないとあとあと面倒なことになることも。
ルールを守る
ドイツ人は日本人と比べるとゆるいところもありますが、いい意味で言うと融通がきくということです。ただ、自分が今まで行った国の中ではルールを守り、秩序がある国だと思います。逆に考えると日本は硬すぎるのかな?とも考えさられます。
例えば、運転のルールは日本も学んでほしいぐらいみんなルールを守っています。ドイツでは道がいくら空いていても走行車線し、追い抜きの際もこまめな追い抜きをし追い抜いたら走行車線に戻る。大型トラックも走行車線以外走ってはいけず、交通量の多い時間帯だとトラックが走行車線にズラッと並びます。まー最もルールを守っておかないと、ドイツの高速道路(Autobahn=アウトバーン)は速度無制限のエリアも多いのでそんなところを無秩序に走っていると自殺行為ですが。
時間厳守?
時間厳守ついてはどこから湧いて出てきたのか分からないぐらい”ウソ”です。仕事に関しては守っている人が多いようですが、自分の語学学校先生は5分ぐらい遅れてきたり、ボートのトレーニングのときの集合時間も5分遅刻ぐらいは当たり前という感じです。
また、ドイツの列車は6分の遅れまで定時運行に含まれるし、いつも10分程度の遅れは当たり前なドイツ鉄道(= Deutsche Bahn)を利用すると指定の時間に10~15分遅れてもみんな理解はしてくれます。運転手も発車時間なのにホームの係員と楽しそうにお話しているとか言うことも多く見られます。『頼む、次の乗換えがあるからはよ出発してくれ』と思うこともしばしばです。
シャイだけど親切
ドイツ人の性格はどちらかと言うとシャイだと思います。ここは日本人と割とにています。だから、馴染むのには時間がかかることもあります。ただ、慣れてくると仲間意識が強いのでみんなとても親切です。ある意味、本性を現してきて『お、お前、そんなぶっ飛んだやつだったのか』って思うことも笑。
だからと言って街なか困っていたりすると東京のように知らん顔ではなく、親切に声をかけてくれたりする人も多いのがどこか大阪・関西圏ににたところでもあります。ただ、もし読者の皆さんでドイツやヨーロッパに旅行などで来たとき、街なかや駅で声をかけてくる人に油断しないでくださいね!必ずしも親切な場合で無いこともしばしば。そして、ドイツポストグループとドイツ鉄道は信用すべからず!!
そして、この困った人を助けたい精神は日本人も見習いたいところですが、ドイツ政府は少し度が過ぎてしまったために、大量の移民と難民が押し寄せることになり、今社会問題となっています。(この話はまた別の記事で書けたらと思っています。)
几帳面そうでいい加減
ドイツといえば重化学工業も盛んでヨーロッパの優等生と言われています(した?)が、そんだけ発展したんだから、なんでもコツコツできて几帳面なんだろうと思われるかもしれませんが、ときどき几帳面、ときどきいい加減です。ある意味大胆。
例えば、何か作るとき、ある材料が足りなくなったとします。日本だったら始めから足りなくなならないように計算して材料を買ったり、切ったりするはずです。万一材料がなくなってしまっても買いに行くはずです。また、角や面がしっかり揃うように配置したり見ている方も気持ちいと思う仕事を職人さんはしてくれますが、ドイツでは技術はあるのに、最後どうして、そこ、そうなった?と思うような工事だったり設計だったり、やっつけ感があるところも多く見受けられます。『あー、ムズムズする笑』
キレイ好き
ドイツ人はとてもキレイ好きです。と言っても、自分に関わるところだけ!その象徴的なのが家の中でしょう。なかにはそうで無い家もあるでしょうが、基本的にいつ何時来客が来ても恥ずかしくないぐらい片付いています。日本人だと逆にストレスを感じるぐらいキレイにしたいという面もあります。だから、今まで自分がお邪魔した家の殆どで靴は玄関で脱ぐことが多かったです。
これが本当に理由か?って思うのですが、あんまり火を使った料理をでしない家もあるそうです。なぜなら、キッチンが汚れるから。いやいや、料理するためのキッチンで汚れても掃除すればいいのに…笑 会長さんの家は料理する頻繁にする家でしたが、料理したあとは必死でコンロのトッププレートを奥さんが磨いていました。一番ビックリしたのは、シンクに水垢を残したくないのか片付けの一番最後にタオルで完璧に水気を拭き取ります。(これには恐れ入った)
だからといって、街や公共の施設がとりわけキレイなわけではありません。日本よりも街なかにゴミ箱が設置されているのに、ゴミがその辺に落ちて、特に多いのがガムとタバコの吸殻です。(日本と逆でドイツは室内で基本的に禁煙で路上喫煙はOK)
節約家
ドイツ人は、無駄遣いする人が少ないです。普段余計なものは買わないで、夏の休暇で一気に使ったり、ドイツの光熱費は日本と比べても高いので水道や電気もこまめに点けたり消したりします。だから、夜はキャンドルを点けたり、照明を落としリラックスもできて一石二鳥です。質素でもそれを無理しているわけではなく、自然と質素な生活になっていったという形です。(日本人があんまり言えたものでは無いけど、ドイツの電力政策は間違えただろうって言いたい。福島第一原発の事故によって原発は危ないって意見が出て火力と再エネのみでやっていく脱原発を宣言したが、そのせいでいろいろなコストが積み重なり結果的に国民が高額の光熱費を負担しなければならなくなっている。)
自己主張が強い
自己主張が強い=自分を持っている=頑固や自己中心的に繋がるかもしれませんが、ドイツに限らず海外では一般的ですよね。ドイツ人も自分の思ったことしっかり相手に伝えます。例えば、『コーチが〇〇をしなさい。』と言うと、ある選手は『私は、こう思うからこういうふうにしたい!』そこで、年齢関係なく言い合いが始まることもありますが、最終的には相手を納得・説得したほう勝ちで相手の意見を聞き入れます。(まー勝ち負けで表すことでは無いかもしれないけど。)上下関係が良いか悪いかは別にして、老若男女問わず平等なのです。
討論が好き
上の話題とも繋がりますが、ドイツ人は討論(ディベート)が大好きです。みんなそれぞれ個人の意見の持っているので、政治や歴史、趣味など何かと討論が始まります。時には大激論大会にもなります。
例えば、5人で集まっていたとしましょう。AさんBさんCさんは “自民党” の支持者で、Dさんは “〇〇民主党” の支持者、Eさんは政治に興味があまりないとします。なにかの弾みで政治の話になりました。日本だと、誰の当たり障りも無いように話を続けるか、3人いる “自民党” 支持者の大多数の意見に “〇〇民主党” の支持者は例え言いたいことがあっても真っ向から対立した意見を言うことが無いでしょう。もし、そこで、対立した意見を言って討論になり友情に傷がつくことを恐れるからです。ドイツでは違います。例えば “自民党” の支持者の中でも安倍総理支持派、不支持派がいるように『私は “自民党” の憲法改正には賛成だけど、安倍総理には賛同できない』とはっきりした意見を言います。ただ、この話題が終わればそれまでピリピリしていた空気も終わります。日本人はある意味人と歩調を合わせようとするのでドイツよりもある意味、秩序形成されたのかなとも思います。
根に持たない
また、上の話題に繋がりますが、上で挙げたコーチとの意見の相違があったとします。日本であればその後しばらくは気まずい雰囲気が続くこともしばしばですが、ドイツ人は吹っ切れが早い。例外的に自分のコーチは案外昔のことをグチグチ言ってきたりしますが、普通のドイツ人は次あったときには、普段と変わらない様子で接してくれます。(夫婦喧嘩やカップルの喧嘩はどうかは知りませんが笑)または、数分後にはさっきは熱くなってごめんと謝ってくることもしばしばです。これがなければ、自己主張が強い上に討論が好きで、根に持つタイプだったらドイツは崩壊しているはずです。
いかがでしたか?すべてを挙げることはできていないと思いますが、以上ドイツ人の特徴でした。